インド洋上にある、ノースキーリング島とサウスキーリング諸島からなる環礁群。1609年にイギリス人のキーリングが発見したため、キーリング諸島とも呼ばれる。
ココヤシが多いため、ココス諸島という名前になった。
1857年にイギリスが領有、1955年からオーストラリア領となった。
1827年から領主となったスコットランド系の農園主クルーニーズ・ロス家の私的管理化におかれ、1975年以来改革が進んで、1978年にオーストラリア政府が土地を買い取った。1979年に地方自治体が成立し、ここでココス諸島の前近代的支配が終わった。
人が住んでいるのはホーム島とウェスト島のみ。ココヤシプランテーションの労働力として連れてこられたマレー人が多く住んでいる。
現在はマリンスポーツなどを売りにした観光にも力を入れている。
インド洋上の数少ない気象観測地点としても重要視されている。