ゼムリャ・フランツァ・ヨシファ/Zemlya Frantsa-Iosifa
ロシア
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北極海にある、191の島からなる群島。かつて巨大な玄武岩の島だったものが、侵食されて多数の島になったと考えられている。
植生はほとんどなく、コケ類がわずかに生息するのみ。
1865年にロシアの研究者シリングが探検、1873年にバイプレヒトによるオーストリア・ハンガリー帝国調査隊の探検があり、時の国王フランツ・ヨーゼフ1世を記念してこの諸島の名前とした。
地表の90%は氷河で覆われ、平均気温が零下12度、最低気温は零下52度を記録したことがある。
ヘイサ島にロシア科学アカデミーの地球物理学観測所があるのみで、基本的に人は住んでいない。
ゼムリャ・フランツァ・ヨシファの主な島々
アレクサンドラ島群島の西にある島。かつては気象観測所があった。
ジョージ島諸島の中で最大の島。プリンス・ジョージ島と呼ばれることもある。
ビリチェカ島1899年に北極探検隊メンバー二名が本隊が北極から帰還するのを待った島。
グラハム・ベル島諸島の東端にある島。冷戦時代の基地があった島。滑走路があり、輸送機と戦闘機が定期的に着陸している。
ヘイサ島ロシアの地球物理学観測所がある島。群島の中部にある島。
ノルトブルグ島諸島の中で最もアクセスしやすい島。極地探検隊のベースキャンプや越冬地となり、船が沈没したために石炭を掘って助けが来るまでしのいだという話もある。
ルドルフ島諸島の北端にある島。氷河飛行場が唯一のアクセス手段というほど険しい地形の島。
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