北極圏に近い北大西洋に位置する島。島全体がアイスランド共和国となっている。
この島は、大西洋中央海嶺が海面上に現れた珍しい形状の島。中央構造体には、溶岩を出す台地の割れ目ギャウ、火山、温泉、噴気、地震などが多い。これを境に東西の土地は年平均一センチずつ離れているとされている。このことから、海洋拡大説の様式地となっている。
こういった火山島だが、氷河が共存している珍しい島。2010年にはエイヤフィヤトラヨークトルという氷河の下の火山が噴火し、北部ヨーロッパを中心に航空機や船舶に影響を与えた。
沿岸部は氷河によって削られたU字型の谷が多く存在している。
火山島なので温泉が多く湧き出しており、地熱発電も盛んに行われている。地熱発電の排水を利用した、ブルーラグーンという大きな温泉がある。
暖流が流れ込む地帯にあるため、北極圏に近い割に秋田県ほどの気温。ただ、夏でも暖房が必要な寒さになるときもある。