伊豆諸島の最南端にある無人の火山島。島の火山は二重式火山となっている。
1886年にアホウドリの羽毛を取るために人が定住し始めたが、1902年に火山が大爆発を起こし、住民125人が全滅した。
日本の火山噴火予知はこの出来事を契機に始まったとされている。
その後再び珊瑚を採取するための移住者が出てきたが、1939年に再び大噴火を起こし、全住民が離島した。
1947年に気象観測所ができたものの、1965年に群発地震が起こり、全所員が撤退した。
鳥島は全域が天然記念物に指定され、許可を得た人しか上陸できない。
現在では、アホウドリの繁殖地となっている。ただ、2008年より火山噴火の危険性からアホウドリを守るため、小笠原諸島聟島への雛の移住作業が進められている。