マルケサス諸島/Marquesas Islands
フランス
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太平洋にあるフランス領ポリネシアで最北部となる、12の島々からなる火山諸島。フランス語でマルキーズ諸島、英語ではマルケサス諸島となる。
ヨーロッパの船が16世紀に訪れ、19世紀初頭にフランス領となった。
1595年にペルーから来たスペインの航海者メンダーニアが、ペルー総督婦人のマルケス・デ・メンドーサから島の名前を付けた。
西洋人が持ち込んだ麻薬やアルコール、病気、捕鯨船の漁夫の暴力などで8万人ほどいた人口は2千人近くまで減ったとされている。
太平洋地域では珍しい、一妻多夫の珍しい婚姻制度があった。現在では一夫一妻制になっている。
マルケサス諸島の主な島
ウア・フカ島別名ワシントン島。諸島のほぼ中部に位置している。
ヌク・ヒヴァ島人口が最も多い島。ウアフカ島の西に位置している。
ウア・プ島ヌクヒバ島の南に位置する島。
エイアオ島諸島の北西にある無人島。フランスが軍事的に利用していた。現在は自然保護区になっており、正式な許可を得ないと島に入れない。
ハツツ島エイアオ島の東側にある無人島。
ヒヴァ・オア島旧称ドミニカ島。マルキーズ諸島の中心都市アツオナがある。画家のゴーギャンはこの島で没した。
ファトゥ・ヒバ島旧称マグダレナ島。諸島の最南端にある島。舗装道路や空港が無く、西海岸にある二つの村にある港にのみ、船が着岸できる。
タフアタ島ヒバ・オア島の南にある島。諸島内でも最小の有人島。
モホタニ島Molopuと呼ばれることもある。タフアタ島の東にある無人島だが、小屋や遺跡があるのでかつては人が住んでいたと見られる。
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