南太平洋の東部にある島。周囲に島が無い絶海の孤島。
植生が乏しい火山島で、草原が多い。人口が増えて木が消えたとも、火山の噴火で木がなくなったとも言われている。
1722年のイースター(復活祭)にJacob・ロッヘフェーンが発見されたことから、英語でイースター島、スペイン語でパスクア島と呼ばれる。現地語ではラパ・ヌイと呼ばれ、この名称で表記または併記されている地図もある。
先住民が残したモアイと呼ばれる大きな石像が、島のあちこちに点在している。
モアイをどうやって運んだかなどは謎に包まれており、様々な方法でモアイの検証をしている人も少なくない。
島の先住民は、天然痘の流行や、奴隷として連れ出されたことで激減し、1877年には最低の111人になった。
その結果文化の伝承が途絶え、イースター島は謎の文化の地とされるようになった。モアイ崇拝の後にあった鳥人儀礼に伴う呪文を木版に刻んだ絵文字ロンゴロンゴは未解読となっている。
現在島に住む人間の4分の1はチリからの移民になっていて、純粋なポリネシア人はほとんど居ない。