シェトランド諸島/Shetland Islands
イギリス
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イギリス最北端の諸島。スコットランドに属する群島。ゼトランドとも呼ばれる。
古ノルウェー語で「突き出た土地」を意味している。
大小100以上の島からなっている群島。地形は全体的に丘陵で、気候は冷涼。泥炭地が多く主産業は牧羊。
シェトランドやフェア・アイルと呼ばれる毛糸編み製品が名高い。
牧羊犬のシェトランド・シープドックの原産地でもある。起源は不明だが、北海に面した厳しい気候に適応するように発達してきたと考えられる。
人間が定住してきた歴史は古く、ストーンサークルやピクト人の円塔要塞があちこちに残っている。
8世紀ごろにノルウェー人が入植し、今も住民や言語、慣習にスカンジナビアの影響をとどめている。
1472年にスコットランドのジェームズ3世と結婚したデンマーク王女マルグレーテの持参金としてスコットランド領となった。
現在人が住んでいるのは21島のみ。パイプラインが伸びており、油田開発が進んでいる前線基地。
夏場は白夜が見られるため、観光地にもなっている。
シェトランド諸島の主な島
メインランド島シェトランド諸島で一番大きく、中心となっている島。
アウトスタック島シェトランド諸島最北にある島。
イェル島諸島で二番目に大きな島。不毛の地という意味を持つ島。新石器時代から人が住んでいるとされている。
アンスト島諸島で三番目に大きな島。イギリス最北端の集落がある。
Uyea島アンスト島の南にある島。無人島で、青銅器時代の石塚などを見ることができる。
フェトラー島アンスト島とイエル島の南東にある島。石器時代に築かれたと推定される壁が島を渡っている。
アウト・スカリーズ諸島メーンランド島の東部にある群島。
ウォールシー島メーンランド島のすぐ東側にある島。島内の観光スポットは新石器時代の遺跡。
ブレセー島島の西にある湖には白鳥を初めとした渡り鳥の飛来地になっている。灯台が有名。
Noss島国立自然保護区になっていて、ビジターセンターにてシェトランドポニーなどを見学できる。
ムサ島現在は無人島。2000年ほど前の塔がたっている。
セント・ニニアンズ島メーンランド島の南部にある陸繋島。西暦800年ごろのものとされる銀製品が多数見つかっている。
South Havra島メーンランド島の南西部にある無人島。1923年までは居住者がいた。西側にリトル・ハヴラ島がある。
トロンドラ島ウエスト・バラ島とメーンランド島をつなぐ橋がある島。1939年以降人は住んでいない。
イースト・バラ島メーンランド島の南西部にある。ウエスト・バラ島と比べると人口は少なく、集落や家が点在している。
ウエスト・バラ島シェトランド諸島の中では珍しく、計画的に作られた町がある。トロンドラ島を通じてメーンアイランドとつながっている。
Vaila島メーンランド西部にある小島。新石器時代と青銅器時代の遺跡があるため、その頃から人が住んでいたと推測される。
パパ・ストア島人口はあまり多くなく、牧羊や農作で生計を立てている島。
Vementry島無人島。島の南に住む農場の名前で呼ばれている。
マックル・ロー島島の東部が橋によってメーンランド島とつながっている島。島の南と東に人が住んでいる。
フアウラ島シェトランド諸島の西にある島。ホルバーン家の所有地で、島民も少ない。野鳥観察が主な観光収入。
フェア島シェトランド諸島の南にある島。オークニー諸島に近いが、シェトランド諸島の一部。
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